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新潟 ついに降格圏転落…アウェーで横浜に0―1苦杯

[ 2015年5月11日 05:30 ]

横浜に敗れ、肩を落とす新潟イレブン

J1第1S第11節 新潟0―1横浜

(5月10日 日産ス)
 新潟はアウェーで横浜に0―1で敗れた。0―0の後半16分に、カウンターから一昨年まで新潟に所属していたMF三門雄大(28)にゴールを決められた。今季リーグ5敗目(2勝4分け)で勝ち点10のままとなった新潟は、山形、仙台、清水が勝ち点を伸ばしたため、14位から17位に後退。ついに降格圏に転落した。

 後半16分、横浜のMF三門にセカンドボールを奪われて左に展開されると、クロスに走り込んだ三門にきれいに決勝点を決められた。柳下監督は直後からMF小泉、FW鈴木、MF加藤と次々に交代カードを切る。しかし、追いつくことはできなかった。

 「集中を切らしたわけではないだろうが、もっとセカンドボールに狙いを持ってやらないと。集中力を欠いたり、油断すると危ない場面になるなと思っていた」。暑さの中、心配していたことが現実となり、指揮官の言葉も湿りがちだった。

 前半、ボールを支配していたのは新潟だった。警戒していたU―21ブラジル代表のFWアデミウソンを、CB大井と大野でしっかりマーク。アデミウソンには仕事をさせなかった。だが、大井は言う。「DFが頑張ったといっても、1点取られて負けてしまっていては…。CBとしては失点0で抑えないと」と悔しさをあらわにした。

 攻撃陣も悔しさは同じだ。前半39分、後半11分の決定機を決めきれなかったFW山崎は「自分が(ゴールを)取れないのが、ポイントになっている。決めきるという力のなさがこの順位にいる」と責任を背負った。2試合ぶりに先発出場したFW指宿も「うまくいかないのは原因があるから。そこを修正していかないと」厳しい表情だった。

 上位浮上を狙った7連戦は、降格圏陥落という結果に終わった。大井は「いい試合をするけど勝ちきれないチームで終わるのか、大事なところにきている」と危機感を言葉にした。11日のオフを挟み、久しぶりに1週間のインターバルがある。気持ちを切り替えて仕切り直すには、ちょうどいい時間になるはずだ。

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2015年5月11日のニュース