×

清水10戦ぶり勝利!大前 元同僚から“頭脳的”決勝FK弾

[ 2015年5月11日 05:30 ]

<清水・神戸>後半、フリーキックを決めチームに祝福される清水・大前(右端)

J1第1S第11節 清水2―1神戸

(5月10日 ノエスタ)
 10戦ぶりに勝った!清水は後半25分にFW大前が決勝のFK弾を決め、神戸に2―1で勝利。3月8日の開幕戦・鹿島戦(アイスタ)以来63日ぶりの白星を挙げた。

 祈るような思いだった。1点リードの後半ロスタイム。相手にFKを与えたところで、MF本田に代わりベンチに退いた。このピンチをGK杉山力が好セーブ。こぼれ球のシュートが枠を外すと終了のホイッスルが鳴った。「GKからFWまで11人が頑張った結果。勝てなくても応援してくれるファンに勝ちを届けられて良かった」。約2カ月ぶりのリーグ戦勝利にエースは安どした。

 元同僚との“頭脳戦”を制した。前半14分にFWデュークの来日1号で先制も、オウンゴールで失点。だが、後半25分だ。自ら倒されて得たペナルティーアーク付近やや左からのFK。一度蹴るまねをし、元清水のGK山本が右に動いたことを確認。間を置いて蹴ったボールは反応が遅れた山本の手をかすめ、ゴール右隅に吸い込まれた。「(山本とは)一緒にやってきたので特長は分かる。駆け引きしながら、完璧なコースに行った」。ここ3戦はMF八反田にキッカーを譲ることがあったが「近い距離は自信があった」と貫禄を見せた。

 背番号10の今季6得点目で、クラブワーストの10戦白星なしを回避。5月は1勝2分けと好調も「11試合で2勝しか勝てていないので満足できない」とさらなる反攻を約束した。

続きを表示

2015年5月11日のニュース