ＩＮＡＣ大野　新境地ミドルで連敗阻止！通算ゴール１６７に更新

仙台戦の後半、決勝ゴールを決めるＩＮＡＣ神戸・大野（右）

なでしこリーグ第８節 ＩＮＡＣ神戸１―０仙台

（5月10日 南城）
　ＩＮＡＣ神戸のＦＷ大野が新境地を開拓するゴールだ。後半１６分、ペナルティーエリア外でボールを受け反転すると左足を振り抜いた。鮮やかなミドルシュートで自身の持つリーグ通算最多ゴールを１６７に更新。同時に連敗を阻止し「勝つことが大事だった」と主将らしく胸を張った。

　今季はこれまで１得点。参考にしたのがアルゼンチン代表ＦＷメッシのプレーだった。練習で繰り返した形を本番でも実践。利き足は右だが「左の方が振りやすい」と新たな武器になった。Ｗ杯も迫る中、「苦しい時にこそ点を取れる選手になりたい」と力を込めた。