×

松本 勝ち点3スルリ…終了間際に同点弾浴び△

[ 2015年5月11日 05:30 ]

鳥栖と引き分け、肩を落として引き揚げる松本イレブン

J1第1S第11節 松本1―1鳥栖

(5月10日 ベアスタ)
 5位の強敵相手から勝ち点を得ても、イレブンの顔はさえなかった。鳥栖とのアウェー戦に挑んだ12位の松本山雅。後半19分にDF大久保裕樹(31)のJ1初ゴールとなるヘディング弾で先制するも、同45分に痛恨の同点弾を浴び、1―1の引き分け。勝ち点を12に積み上げたものの、順位を14位に落とした。

 試合終了のホイッスルと同時に、数人のイレブンがピッチに倒れ込んだ。「勝ちきらないといけない試合。勝っていたら、ああはならなかった」。DF飯田が漏らした。

 悔やまれる失点は、ペナルティーエリア内に人員を多く割いた分、ボール保持者にプレッシャーを与えられず、「(選手が)余っていたけど、ボールのところにいけなかった最悪のパターン」(飯田)。J1昇格後初めての連勝に手が届いていただけに、精神的な疲労が大きかった。反町康治監督(51)も「我々らしさが出ただけに、勝ち点3が欲しかったのは正直ある。私も後悔がある」と唇をかみしめた。

 それでも、2、3日おきに試合が続く“7連戦”の最後に6試合連続ゴール中の相手FW豊田を封じ、強豪から勝ち点を得た。「(連戦の)最後の2試合の勝ち点4をプラスとして捉えたい」と指揮官。連戦期間中、リーグ戦6試合を戦い、勝ち点を8積み上げた雷鳥軍団は、約1カ月ぶりのオフを挟み、16日のホーム神戸戦に臨む。

続きを表示

2015年5月11日のニュース