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磐田 上田弾で再奪首!直訴FK沈め29歳誕生日を自ら祝った

[ 2015年5月10日 05:30 ]

<磐田・水戸>後半16分、直接FKで1701日ぶりの磐田ゴールを決めたMF上田(中央奥)の周りにイレブンが駆け寄る

J2第13節 磐田2―1水戸

(5月9日 ヤマハ)
 J2第13節は各地で10試合が行われ、水戸に2―1で逆転勝ちした磐田が、勝ち点を28に伸ばして首位に浮上した。千葉は讃岐を1―0で下して同27とし、得失点差で2位に順位を上げた。前節首位の金沢は岡山と引き分け、3位に後退した。

 絵に描いたようなシナリオで、主役がハッピーエンドを演出した。水戸をホームに迎えた磐田は同点に追いついた直後の後半16分、MF上田が直接FKを決め2―1と逆転勝利した。マン・オブ・ザ・マッチの背番号7は、9日が29歳の誕生日。6年ぶりに磐田に復帰した今季、10年9月11日以来1701日ぶりの磐田ゴールが、チームを連勝と再奪首に導いた。

 ゴール正面のFKを得ると、上田は真っ先にボールをセットした。「誕生日ということは関係なく、いい位置だったので“蹴りたい”と言った」。近距離は得意。前半にFKを蹴っていたDF駒野とMF小林の2人からキッカーの座を譲られた。

 今季は出足から遅れた。恥骨痛で3月29日のホーム大分戦から6節欠場。「力になれていないという悔しさがあった。きょうは少しだけでもチームの力になれた」。苦しんだ分だけ、謙虚なボランチにとってもゴールは格別だった。

 イレブンからはもみくちゃに押し倒され、ゴール裏からはバースデーソングが祝福した。2戦連続逆転勝ちを決めた立役者は、お立ち台で「先は長いので、一試合一試合気持ちを込めて戦っていきたい」と力を込めた。

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2015年5月10日のニュース