鳥栖　ルーキー鎌田がリーグ戦初出場初ゴール！豊田は７戦連発ならず

Ｊ１第１Ｓ第１１節 鳥栖１―１松本

（5月10日 ベアスタ）
　前節まで６試合連続ゴールをマークしていた鳥栖の日本代表ＦＷ豊田陽平（３０）は不発に終わり、Ｊ１史上７人目の７試合連続得点はならなかった。チームは試合終了間際にＪ１リーグ戦初出場のルーキーＭＦ鎌田が同点ゴールを決めて１―１の引き分けに持ち込んだ。

　豊田は松本の守備陣に苦戦し、前半２９分には相手選手２人と競り合いながら右クロスにヘッドで合わせたがクロスバーの上。後半３５分にもペナルティーエリア内でシュートチャンスを迎えたが、相手ＤＦにブロックされた。

　鳥栖は１点を追う後半４５分、同２７分から途中出場した鎌田がクリアボールに反応し、ペナルティーエリア手前から右足でボレーシュート。ワンバウンドしたボールはゴール左に吸い込まれ、１８歳が土壇場で勝ち点１をチームにもたらした。試合後、鎌田は「素直にうれしいんですけど、ここまで来るのに時間がかかったのでやっと決められてホッとしています」と興奮冷めやらぬ表情。「（ボールが）こぼれて来そうだなと思って、ちょうどこぼれてきて、何も考えずに足を振り抜いたら入ってくれたので、運が良かったと思います」と得点シーンを振り返り、「自分の点で勝てるように頑張っていく」とゴール量産を誓った。

　松本はＪ１初の連勝ならず。後半１９分、リスタートからの田中の右クロスをニアの飯田がヘッドで中央に送り、大久保がダイビングヘッドで押し込んで先制したが、終盤にまさかの失点を喫した。