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武藤は大久保にお返しVダンス!森重第2子お祝いゆりかご

[ 2015年5月3日 05:30 ]

<FC東京・川崎F>後半、FC東京・武藤(中)はゴールを決めゆりかごポーズ

J1第1S第9節 FC東京2―1川崎F

(5月2日 味スタ)
 大久保がカズダンスなら、武藤はゆりかごダンスだ。FC東京の日本代表FW武藤が意地の一発でチームを今季初の3連勝へ導いた。1―1の後半42分、自ら前線からのハイプレスで得た左サイドのFK。チーム戦術ではファーに飛び込む役割だったが「DFもまたファーに行くと思ったのでそこを逆手に取った」と頭脳プレー。この日初めてニアに走り、太田の左クロスに“ドンピシャ”のタイミングで頭で合わせた。

 観衆は今季初の4万人超え。歓喜に沸くサポーターで埋まったゴール裏に走ると、チームメートとともにゆりかごダンスで喜びを爆発した。4月29日に兄のように慕うDF森重に第2子となる長男が誕生。「試合前から点取ったらやると言っていた」。まさに有言実行の今季6得点目だった。

 試合後も痛めている腰をさするなど、決して万全でない中でのエースの働き。前半7分にはビッグチャンスを外していただけに「それを帳消しにしたかった」と、次の好機に全神経を集中させていた。相手は後半19分に車屋がこの日2枚目の警告で退場。2枚のイエローカードを誘発したのは、いずれも武藤だった。後半、チーム全員で仕掛けた反撃の“下地”も自らつくっていた。

 チームは川崎Fとの“多摩川クラシコ”で2年ぶりに勝利を挙げ2位に浮上。ドイツ1部のマインツが今夏の移籍先の最有力として浮上する中、武藤は「まずはFC東京で結果を残すことだけを考えたい」と力を込めた。

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