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大久保「バッチリ」予告通りのカズ超えダンス!J1通算140点

[ 2015年5月3日 05:30 ]

<FC東京・川崎F>大久保はJ1通算140得点を決め、予告通りのカズダンスを見せる

J1第1S第9節 川崎F1―2FC東京

(5月2日 味スタ)
 各地で9試合が行われ、川崎FはFW大久保嘉人(32)がFC東京相手にFW三浦知良(48=横浜FC)のJ1通算139点を抜くゴールを決めて“公約”のカズダンスを披露した。しかし、試合は武藤嘉紀(22)に決勝点を許した上にゆりかごダンスでお返しされ、1―2で逆転負けした。

 待望のゴールは前半21分だ。中村の左サイドのFKを遠いサイドで大久保がジャンプ一番、頭で合わせた。今季7点目、J1通算140点目はカズを抜いて単独4位となるメモリアルゴールだ。メーンスタンド側のコーナーフラッグに走った大久保はレナト、中村らと公約通りにカズダンスを披露。右手を高々と上げるポーズがバッチリ決まった時には、選手全員が集まり、大久保を祝福した。

 「後ろに小林がいたので、相手選手をブロックしようとしたら、ボールが俺のところに来た。ダンスもバッチリ。みんながやってくれてうれしかった」

 ドイツから戻り、神戸では4年間1桁得点が続いていたものの、13年に川崎Fに移籍し26点で得点王。風間監督の攻撃的なサッカーでストライカーの本能が覚醒した。神戸では大久保が中盤に下がってゲームメークにも関わったが、風間監督が「相手が怖がるように前にいろ」と指示。パスの名手、中村との絶妙なコンビネーションもあって、川崎Fでは74試合で51得点と、ペースが格段に上がった。

 しかし、この日はゴールが勝利に結びつかなかった。後半19分に退場者を出して10人になり、リズムが悪くなって逆転負け。「いい流れできていたのでもったいない。こういう試合が多い。一番悔しい試合」と喜びよりも悔しさの方が募った。

 次の目標を聞かれた大久保は「この先もある。次はゴンさん」と中山雅史の記録したJ1最多157点を目標に掲げた。あと17点。もう一つの公約である3年連続得点王のためにも、さらにゴールを量産する。

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