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C大阪 カカウ「こん身の力込めた」途中出場の悔しさぶつけるロスタイム弾!

[ 2014年11月22日 19:45 ]

<仙台・C大阪>後半、仙台DFに囲まれながらも懸命にパスコースを探るC大阪・南野

J1第32節 C大阪3―3仙台

(11月22日 ユアスタ)
 C大阪を土壇場で救ったのは、後半35分から途中出場したFWカカウが決めた“怒りの一撃”だった。

 2―3と1点ビハインドの状態で、4分と掲示されたロスタイムへと突入。残り少なくなった後半48分、中央の扇原からゴール右前のペナルティーエリア内でパスを受けたカカウは、冷静にボールをコントロールしてから右足を振り抜き、対角にあるゴール左隅へと蹴り込んだ。今節でのJ2降格決定を阻止する同点弾。だが、笑顔はなかった。

 試合後、カカウは「こういう大事な試合に先発で出られなかったこと、そして与えられた時間が短かったことに悔しい気持ちがあった」と切り出すと、怒りを押し殺すように「そのエネルギーをゴールに結びつけないといけなかった。こん身の力を込めて放ったシュートだった」と語気を強めた。

 「前半の入りは失点で大きくプランが崩れたが、最後まで粘り強く戦ってくれて次につながった」と話した大熊監督も厳しい表情。残り2試合で、J2降格の可能性を残すライバルは勝ち点35の仙台と清水、32の大宮の3チーム。勝ち点31のC大阪が一番厳しい状況なのは変わらない。

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2014年11月22日のニュース