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J1残留へ前進の甲府 城福監督「自分たちで勝ち取る」

[ 2014年11月22日 17:18 ]

J1第32節 甲府2―0広島

(11月22日 中銀スタ)
 大宮が負け、C大阪が引き分けか負けるかでJ1残留が決まる甲府。どうしても勝ち点3が欲しい試合で後半、立て続けに2ゴールを決め、広島に快勝した。

 試合が動いたのは後半14分、広島はペナルティエリア左でMF森崎が甲府のDF畑尾に倒されPKを得るが、FW佐藤寿が右コールポストの当てて外してしまう。

 これで甲府に流れがきたのか、直後の後半20分、ペナルティーエリア内でFW阿部が広島のDF水本に倒されPKを獲得。前節でもPKを決めているDF山本が冷静にゴール左に決めて甲府が先制すると、続く後半32分、スルーパスを受けたMF新井がペナルティーエリア内に進入。DF水本をかわして自身Jリーグ初ゴールとなる2点目を挙げ、試合を決定づけた。

 先制のPKを決めた山本は「みんながとってくれたPK。決められて良かった」と安どし、追加点の新井は「11月22日、“いい夫婦”の日にゴールを決められて、嫁さんにもいい顔ができる」と白い歯を見せた。

 「他チームの対戦は気にしていない。自分たちで残留は勝ち取る」とコメントする城福監督は「我々が積み上げてきたものを選手が出してくれた。きょうの勝利はそれに尽きる」と選手を称えた。

 クラブ史上初の3年連続J1へもう少し。次節はFC東京とのホーム最終戦だ。「我々のような規模のクラブがJ1に居続けるのは簡単ではない。次節は(甲府とFC東京のチームカラーである)青と赤でスタンドが染まると思うが、われわれの青と赤の方が強いということを示したい」。力強い指揮官の言葉に甲府サポーターは大きく沸いた。

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2014年11月22日のニュース