開幕戦Ｖ弾再現を…槙野「自分で始まり、自分で終わる」

大一番を前にリラックスムード…相撲の股割りをする？槙野（中央）

Ｊ１第３２節 浦和―Ｇ大阪

（11月22日 埼玉）
　浦和の千両役者が、お得意さまを沈める。ＤＦ槙野は今季開幕戦となった敵地のＧ大阪戦で決勝ゴール。広島時代の０７年１２月にリーグ初得点を決めたのも、今回の大一番で相まみえるライバルだった。大舞台を心待ちにするＤＦは「不思議な縁があるね。開幕戦で良いスタートが切れた。今季は自分で始まって、自分が終わらせれば幸せ」と腕をぶした。

　優勝パフォーマンスを計画するお祭り男だが、しっかり足元を見つめている。相手はリーグ屈指の攻撃力を誇るＧ大阪。広島を破った８日のナビスコ杯決勝は埼玉スタジアムで直接視察し、攻略のイメージを膨らませた。「空回りしないことが大事。一人のミスをみんなでカバーすればいい。（優勝の）条件が整っているけど、まだ３試合ある。負けないことが重要」。今季１６完封の堅守を下支えする槙野は、熱さだけでなく冷静な頭も持ち合わせている。