遠藤＆今野　ベテランの風格で復帰即“攻守の要”に！

練習で武藤（中央）と競り合う遠藤（左）と今野

日本代表合宿２日目

（11月11日）
　好調なＧ大阪の中盤を支える２人がアギーレジャパンでも攻守の要となる。遠藤と今野は最後のミニゲームで香川とともに中盤でプレー。Ｗ杯ブラジル大会後では初めてのメンバー入りとなったベテラン２人が、早くも定位置に入った。

　ザックジャパン不動のセンターバックだった今野は、Ｇ大阪でのポジション通りに中盤で起用されることが濃厚。「センターバックからボランチに変わって課題も多い。地道に必死に食らいつきたい」と謙虚に意気込んだ。また柴崎との背番号７争いも注目される遠藤はインサイドハーフに入り「ここに来た限りは全員が最初から出たいと思っている。システムもやり方も違うけど根本的なものは変わらない」と最多出場を誇るベテランとして風格を漂わせた。

　幾多の代表経験に加え、ともに中盤ならばどのポジションもこなすマルチぶりが持ち味だ。いまだ試行錯誤するアギーレ監督の４―３―３システム。戦術理解度の高い両ベテランならアンカーとインサイドハーフのどちらでもプレー可能で、状況に応じたポジションチェンジで攻守において幅が広がるのは間違いない。負けの許されないアジア杯でもその力が必要とされる。