Ｃ大阪　名波氏の新監督就任は破談…組閣など条件面で折り合わず

Ｃ大阪の監督就任が破談となった名波浩氏

　Ｃ大阪が来季の監督として正式にオファーしていた名波浩氏（４０）と交渉が成立せず破談となったことが１３日、分かった。関係者によれば、Ｃ大阪は１０月下旬にオファーを提示。名波氏も就任に前向きだったが、両者間で合意に至らなかったという。

　計８シーズンにわたって指揮を執ってきたレヴィー・クルピ監督（６０）が今季限りで退任。Ｃ大阪は来季はコーチ陣も一新して臨むことを決めた。新たに強化部長に就任する勝矢寿延氏（現スカウト統括責任者）のもと、最有力候補となったのが、指導経験がないとはいえ確かなサッカー理論を持ちクラブＯＢでもある名波氏だった。熱心に交渉を続けたが、組閣やメンバー構成などの条件面で折り合わなかったもようだ。

　Ｃ大阪は現在、リーグ戦５位で、わずかながら優勝の可能性を残している。エース柿谷も海外移籍を封印して来季もチームにとどまる意向で、さらなる強豪へとステップアップするためにも新体制づくりは急務。早急に新たな人材探しに着手することになった。