長友 バロテッリ対策は“挑発”イライラさせて勝機をつかむ

[ 2013年6月18日 06:00 ]

ウォーミングアップをする日本代表DF長友(左)

 コンフェデ杯に出場中の日本代表は19日(日本時間20日)に行われる1次リーグ第2戦イタリア戦(レシフェ)に向けて17日、ブラジリア市内で練習を行った。DF長友佑都(26=インテル・ミラノ)が、セリエAで対戦経験のある相手FWマリオ・バロテッリ(22=ACミラン)封じの秘策を披露。執ようなマークを受けると、イラ立って自分を見失う相手エースの悪癖を突くもので、チームを挙げて悪童を“挑発”する。

 悪童退治は任せろ!セリエAで対戦経験のある長友が、問題児で知られるバロテッリの仰天対策を打ち出した。16日にブラジリアのホテルでイタリア―メキシコ戦をテレビ観戦。画面を食い入るように見つめた長友は17日の練習後「彼をイライラさせるのも作戦。イライラしてくれたらこっちの流れになる。びびらずにがっつりいく」とファウル覚悟のタックルでバロテッリを揺さぶることを誓った。

 バロテッリの実力に疑いの余地はない。ただ性格にムラがあり、これまでもピッチ内外で数々の問題を起こしてきた。ゴール後にユニホームを脱ぎ警告を受けたメキシコ戦でも、危険なタックルを見舞った相手に対して殴りかかる勢いで抗議する場面もあった。6月7日のW杯欧州予選のチェコ戦でも4分間で2枚のイエローカードを受けて退場。長友はインテル・ミラノの同僚で、12年の欧州選手権でバロテッリと2トップを組んだカッサーノからも「彼の性格の特徴は聞いている」と不敵な笑みを浮かべた。

 もちろん警戒はしている。長友は2月24日のミラノダービーで対戦。ACミランでプレーするバロテッリに「生で見た方がフィジカルもスピードも違った。ミランの中でも一人違った」と大きな衝撃を受けた。「勝負強い。フィジカルの強さを生かして点を取れている。それを止めないとイタリアに勝つのは難しい」と話した。

 長友から情報を聞いたセンターバックの今野は「うまかった。ワールドクラスの強豪にはああいうFWがいる」と警戒しつつも、「しつこくマークしてイライラさせたい。しつこく足を出して突っつけばイライラすると思う」と既にイメージを膨らませている。負ければ敗退の可能性もあるイタリア戦。心理戦で流れを引き寄せて勝機をつかむ。バロテッリ以外の情報もチームに伝えた長友は「日本人の誇り、プライドがある」と固い決意を見せた。

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