澤＆宮間、なでしこ復帰！ＮＺ戦の女子日本代表２５人発表

ニュージーランド代表戦のメンバーを発表するなでしこジャパンの佐々木則夫監督

　日本サッカー協会は１３日、女子の国際親善試合のニュージーランド代表戦（２０日・佐賀県鳥栖市ベストアメニティスタジアム）に臨む日本代表「なでしこジャパン」の２５人を発表し、３月のアルガルベ・カップ（ポルトガル）に出場しなかった３４歳の澤（ＩＮＡＣ神戸）と２８歳の宮間（岡山湯郷）が復帰した。２人は銀メダルを獲得した昨年のロンドン五輪以来の代表となった。

　なでしこジャパンは若手を多く試したアルガルベ杯で５位に終わった。今回はロンドン五輪代表１８人のうち１４人を選出し、佐々木監督は前身の東アジア選手権からの３連覇がかかる東アジア・カップ（７月・韓国）を見据え「現在のベストメンバーを組んだ。東アジア・カップまでは結果を意識しながら進歩させていきたい」と勝利にこだわる姿勢を示した。

　ニュージーランド戦の後に代表メンバーを１８人に絞って欧州遠征に出発する。２６日にイングランド代表、２９日にドイツ代表と戦い、強豪との２戦で東アジア杯に備える。

　国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ランキングで日本は３位、ニュージーランドは２０位。

　▼日本女子代表・佐々木則夫監督の話　アルガルベ杯のときよりも経験のある選手を多く選んだ。五輪を終えてある程度の達成感がある中で、本気で勝負に挑む気持ちが心の中にあるか確認したい。次へ切り替える起点にしてほしい。

　▼澤穂希の話　とても光栄なこと。初めて代表チームに招集された時の新鮮な気持ちを思い出しながら、今回の合宿を自分自身が今後、日本女子サッカーのさらなる発展のために何ができるのかを考える期間にしたい。