岡崎　決めれば勝つ！２２戦連続不敗弾　代表３３発目

＜イラク・日本＞後半４５分、ゴールを決めた岡崎（右）が遠藤と抱き合って喜ぶ

Ｗ杯アジア最終予選Ｂ組　 日本１―０イラク

（6月11日 ドーハ）
　Ｗ杯予選を勝利で締めくくったのは岡崎だった。終了間際に自らドリブルで持ち上がって左サイドの遠藤にパスを送り、さらにゴール前へとギアを上げてリターンを受けた。バランスを崩しながらも右足でしぶとくゴール。気温３６度、過酷な条件でも走り抜いた。

　「やっぱり最後まで走るという意識。走ったからこそパスが来る。諦めないとか、そういう気持ちの部分かな」と胸を張った。日本代表歴代４位の点取り屋はＡマッチ３３得点目。得点時の連続不敗記録は２２試合（２１勝１分け）に伸ばした。前線は技術の高い選手が顔をそろえる中、泥くさく体を張り、献身的に動くのが持ち味。ザッケローニ監督も「彼がすべきプレーはゴール。ＧＫの前にどんどん走り込んでいくよう求めている」と期待する。日本を５大会連続のＷ杯に導いた立役者の１人だが、岡崎におごりはない。「残り１年、力をつけて死に物狂いでやりたい」。コンフェデ杯であらためて存在価値を証明する。