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京都橘 J2京都の宮吉弟の千金弾で初3回戦進出!

[ 2013年1月3日 06:00 ]

<仙台育英・京都橘>ボールキープする京都橘・宮吉

全国高校サッカー選手権2回戦 京都橘3―1仙台育英

(1月2日 埼玉)
 京都橘のMF宮吉悠太(2年)が大会初ゴールを決めて、1回戦で大会初勝利を挙げたチームを初の3回戦に押し上げた。ボランチながら、兄のJ2京都FW拓実(20)のような得点へのきゅう覚を発揮したのは1―0の前半24分。

 「行った方がいいかなと直感的に思った」とスルスルとゴール前に上がり、MF中野のシュートのこぼれ球を右足で押し込んだ。米沢監督が「2点目が大きかった」という試合の流れを決定づける貴重な追加点だった。

 兄とは違うポジションで頭角を現した。高校入学までは同じFWだったが「自分は足が遅いし、無名の選手だった」。高1でパスセンスが認められてボランチにコンバートされ「ボールが多く触れて、自分中心にゲームがつくれるのが楽しい」と新チーム発足から定位置を奪取。この日も中盤でボールを奪ってから、ともに2戦連続得点を挙げた仙頭、小屋松の快足2トップへ得意のパスを供給し、ゲームを組み立てた。

 兄からは1、2回戦の前日に「頑張れよ」と激励のメールがあったという。J2京都は昨年、あと一歩でJ1昇格を逃しただけに「その分、僕が家族を盛り上げたい」とさらに勝ち進むことを誓った。

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2013年1月3日のニュース