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大分 市民、企業、行政が支援も…依然債務超過額約6億円

[ 2012年11月24日 06:00 ]

<大分・千葉>昇格を決め大分・田坂監督が優勝盾を掲げる
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J1昇格プレーオフ決勝 大分1-0千葉

(11月23日 国立)
 サポーターの声援が国立に響き渡るなか、大分の青野浩志代表取締役は「この3年間、大分県全体のトリニータを立て直そうという気持ちにサッカーの神様がほほ笑んでくれました」と目を細めた。

 かつては清武や西川ら日本代表クラスが数多く所属した大分は高額年俸選手の獲得などで経営危機に陥った。09~10年にJリーグから合計6億円の融資を受け、今年1月までに3億円を返済したが3億円は未返済。それでも5月から「J1昇格支援金」の寄付金を募り、市民・県民など約5万人から約1億2380万円を集めたほか、地元企業81社から1億926万円、大分県・市長会・町村会からの行政から1億円の支援を受けて返済。プレーオフ出場にこぎつけた。来季は“J1仕様”の戦力補強が求められるが、依然として債務超過額が5億8000万円に上るなど、厳しい財政事情は続く。

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2012年11月24日のニュース