×

「元気出ました」前田 焼き肉パワーで10戦ぶりゴールを!

[ 2012年11月24日 11:28 ]

準備運動の“鬼ごっこ”で笑顔を見せる前田(左)。隣は金園

 J1・11位の磐田は24日、アウェーのNACK5スタジアムで14位の大宮と対戦する。リーグ終盤で7試合勝ちなしと失速。エースの日本代表FW前田遼一(31)の10戦ぶりのゴールでトンネル脱出を狙う。

 エース復活で輝きを取り戻せ。磐田はこの日非公開で最終調整。前田は準備運動の鬼ごっこで笑顔をみせるリラックスムード。だが胸中は穏やかでない。チームは2カ月以上白星から見放され、前田自身も3カ月ゴールから遠ざかっている。

 前田は「とにかく早く勝ちたいというだけ。(得点を)取れるように“頑張ります”という気持ち」と心中を吐露。良くも悪くも勝敗を左右する。エースの宿命だ。森下仁志監督(40)は「困難を乗り越えてこそチームも遼一も成長できる」と苦境をしのぎ、アジア・チャンピオンズリーグ出場権が懸かる天皇杯へつなげたいところだ。

 5月のホーム大宮戦は4―0で勝利。前田は山田大記(23)、松浦拓弥(23)とともに3試合連続得点の“離れ業”をやってのけた。当時のような“人もボールも動くサッカー”の復活が待たれる。磐田とは対照的に大宮は9戦負けなしと絶好調。前田は「リーグ終盤で粘り強いチーム。(外国人選手の)2トップに迫力がある」と警戒した。

 21日夜、選手全員で浜松市内の焼き肉店で決起集会を行った。大食いで知られる前田は「たくさんのお肉をみんなで食べて、元気や力が出ました。話した内容は秘密です」。引き分け以上でJ1残留が決まるが、サポーターに2カ月ぶりの白星を届ける。

続きを表示

2012年11月24日のニュース