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「おまえ、このパターン逆やろ」岡崎“命令”から生まれたアベック弾

[ 2012年11月24日 09:42 ]

ゴールを決め、酒井高徳(左)と喜ぶ岡崎慎司

欧州リーグ1次リーグ シュツットガルト5―1ステアウア・ブカレスト

(11月22日 ブカレスト)
 シュツットガルトの日本代表コンビが互いのアシストでアベック弾を決めた。

 22日の敵地ステアウア・ブカレスト戦で、酒井高徳(21)は前半23分、岡崎慎司(26)のアシストからドイツ移籍後初得点。「慎司さんがうまく見てくれて“パスよこせ”と思ったら(ボールが)来た」と興奮気味に振り返った。

 先に点を取られて、ストライカーの岡崎が燃えないはずがなかった。「おまえ、このパターン逆やろ。先におまえからのクロスで俺だろう」と後輩へ“命令”した通りにゴールが生まれた。前半31分、酒井の右クロスをドンピシャのヘディングでゴール右隅に突き刺して2人で歓喜の抱擁。岡崎は後半10分にはこぼれ球を右足で押し込んで、ドイツ移籍後初の1試合複数得点をマークした。

 14日のW杯アジア最終予選オマーン戦でも酒井の左クロスを遠藤がつないで最後は岡崎が決勝ゴール。「これからも、こういうのが多くなれば」と岡崎が言えば、酒井も「今後につながってくるかな」と“ホットライン”でのゴール量産に手応えを口にした。

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