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勝って“卒業”だ!陽子&猶本 史上初のメダル獲得誓う

[ 2012年9月8日 06:00 ]

練習を終え笑顔を見せる田中陽

U―20女子W杯3位決定戦 日本―ナイジェリア

(9月8日 国立)
 U―20女子W杯は8日、決勝と3位決定戦を行い、“ヤングなでしこ”U―20女子日本代表は3位決定戦でナイジェリアと対戦する。7日は都内で冒頭のみを公開してゲーム形式などを行い最終調整した。ともに先発が確実なMF田中陽子(19=INAC神戸)と猶本光(18=浦和)はなでしこジャパン入りのステップにするためにも、銅メダル獲得を誓った。

 いざ最終決戦。8月19日に開幕した大会はいよいよフィナーレを迎える。準決勝で優勝候補ドイツに0―3で完敗し、自国開催初優勝の夢は散った。だが、3位決定戦に勝てば史上初めてメダルを獲得できる。田中陽は「メダルを獲るために、やってきたことを全部出すだけです」と言い切った。

 ナイジェリア戦はこのチームの集大成。大会後はA代表入りを目指す。「将来はなでしこに入って活躍したい。U―20W杯はそのための凄く大事なステップ」と田中陽。この大会での経験はA代表でも生かせる財産だけに、メダルを携えてなでしこジャパンに昇格する青写真を描いている。

 大会最終日はなでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)や宮間、沢らが会場に駆けつける。尊敬する先輩たちの前で、持ち前の超攻撃的サッカーで勝ちたい。それはチーム全員の思い。田中陽が「アシストもゴールも決めて勝ちたい。楽しんでいる姿を見てもらいたい」と言えば、このチームで戦う最後の一戦に向けて猶本は「考えると寂しくなる。最後は攻撃的サッカーを披露するので(見ている人には)楽しんでほしい」。ヤングなでしこらしい爽やかな笑顔で大会を締めくくる。

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