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ヤングなでしこ史上初の銅メダル ナイジェリアに2―1勝利

[ 2012年9月8日 17:18 ]

日本―ナイジェリア 前半、先制ゴールを決め、ベンチの選手とタッチして喜ぶ田中陽(右)

U―20女子W杯3位決定戦 日本2―1ナイジェリア

(9月8日 国立)
 サッカーのU―20女子W杯3位決定戦が8日、東京・国立競技場で行われ、“ヤングなでしこ”U―20女子日本代表はMF田中陽のゴールなどで前回準優勝のナイジェリアに2―1で勝利。自国開催のW杯で、史上初となる銅メダルを獲得した。

 ヤングなでしこは前半24分、MF田中陽のミドルシュートで先制。右サイドからパスを受けると、25メートルの位置から左足で鮮やかな無回転ミドル。ボールは相手GKの手をはじき、ゴール右に突き刺さった。田中陽は今大会6得点目。

 田中陽は同32分にもFKでゴールを狙ったが、これは枠外。ヤングなでしこは安定した守備でナイジェリアを無得点に抑え、1点リードで前半を終了した。

 ヤングなでしこは後半5分、後半開始から出場したFW西川のゴールでリードを広げた。前半途中出場のMF柴田がドリブルでナイジェリア守備陣を切り裂くと、抜け出した西川にスルーパス。西川はGKをかわして左足で技ありのシュートを決めた。

 身体能力に勝るナイジェリアの攻撃を体を張ってしのいでいたヤングなでしこだったが、後半28分に失点。DF土光のファウルでFKを与えると、FWオパラノジーが左サイドから右足で直接ゴールを狙う。ボールはGK池田の手をはじいてゴールに吸い込まれた。

 疲れを見せないナイジェリアはその後も猛攻を仕掛けたが、ヤングなでしこは集中力を切らさず。全員守備でしのぎ切り、2―1で試合を終えた。

 決勝は米国が2連覇を狙ったドイツを1―0で退け、2大会ぶり3度目の制覇を果たした。

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2012年9月8日のニュース