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田中陽子「蹴ったら入りました」 鮮やか左足ミドルで今大会6点目

[ 2012年9月8日 17:59 ]

日本―ナイジェリア 前半、先制ゴールを決め、ベンチの選手とタッチして喜ぶ田中陽(右)

U―20女子W杯3位決定戦 日本2―1ナイジェリア

(9月8日 国立)
 ヤングなでしこのMF田中陽子(19=INAC神戸)が、鮮やかなミドルシュートで史上初の銅メダル獲得に貢献した。

 前半24分、ゴール正面でパスを受けると、ペナルティーエリア手前から迷わず左足を振り抜いた。「蹴ったら入りました」。無回転のボールはナイジェリアGKの手を弾き、ゴールに吸い込まれる値千金の先制弾。エースは今大会6得点目を「あの点でチームの流れが変わったので良かった」と笑顔で振り返った。

 準々決勝まで4試合連続ゴールを決めたエースも、ドイツとの準決勝ではノーゴールで途中交代。チームも0―3で敗れ、「泣いてる場合じゃない」と涙すら出ない悔しさを味わった。最終決戦でそのうっ憤を晴らした19歳は「3位といういい結果を残せて良かった。お世話になった人たちのためにプレーしようと思っていたので、勝ちにつながって良かった」と晴れやかな表情を見せた。

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2012年9月8日のニュース