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名古屋痛恨ドロー 永井プロ初ゴールも笑顔なし

[ 2011年4月7日 06:00 ]

ACL<名古屋・FCソウル>前半14分、名古屋の永井が相手GK・キムヨンデ(右)の頭上を越える先制のループシュートを決める

ACL1次リーグF組 名古屋1―1ソウル

(4月6日 瑞穂陸)
 名古屋(F組)のU―22日本代表FW永井謙佑(22)が6日、ホームで行われたFCソウル(韓国)戦でプロ初ゴールを決めた。0―0の前半14分に先制ゴールを決めたが、後半に追いつかれてチームは1―1のドローに終わった。H組の鹿島はアウェーで水原(韓国)と対戦し1―1で引き分けた。名古屋、鹿島はともに東日本大震災の影響で1試合が延期となり、この日が1次リーグ2試合目で、地震発生後は初の公式戦だった。

 待望のプロ初ゴールは前半14分に生まれた。相手DFがクリアボールの処理にもたつく隙を永井は見逃さなかった。横からボールを奪ってドリブル開始。50メートル5秒8の俊足を飛ばして2人を振り切ると、25メートルを駆け抜けて最後は飛び出したGKの脇を抜く右足アウトの技ありシュートでネットに流し込んだ。

 ルーキーのスピードを生かすため、ストイコビッチ監督は今季初めて2トップを採用。その期待に応えてプロ入り3試合目にして初得点を決めたものの、ドローに終わっては手放しで喜べない。「引き分けだと苦しくなるし、悔しいことは悔しいです」と笑顔はなかった。それでもルーキーFWの活躍は今後への大きな収穫。FW玉田の右膝故障により、12日のホーム・アルアイン戦でも先発が濃厚なだけに、永井は「勝って次につなげたい」と1次リーグ初勝利を誓った。

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2011年4月7日のニュース