惨敗にショックも長友「諦めないよ。諦めない」

＜インテル・シャルケ＞５対２で敗れがっかりしてピッチをあとにする長友

欧州ＣＬ準々決勝第１戦 インテル・ミラノ２―５シャルケ

（4月5日）
　ホームでの５失点の惨敗にもインテル・ミラノの長友佑都は「負けないよ。頑張ろう。すぐ試合でしょ」と前を向いた。

　公式戦４試合連続のベンチスタートとなったが、２―５の後半３１分から途中出場した。同４０分にはシャルケのファルファンからボールを奪い、左サイドのスペースを攻め上がってから左足でクロスを送った。ＤＦキブの退場で１０人と数的不利でチャンスを演出することはできなかったが、守備でも奮闘するなど持ち味の運動量は発揮していた。

　１３日のアウェーの第２戦に向けて、レオナルド監督は「今までの自信が残っているか分からない。２戦目に４―０で勝つのは現実的ではない」とショックを隠しきれなかった。だが、長友は「諦めないよ。諦めない」と何度も繰り返した。キブの出場停止で先発の座が回ってくる可能性も十分ある。奇跡の逆転を信じて長友は走り続ける。