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元日本代表対決実現!松田「カズさんは最高に格好良かった」

[ 2011年2月13日 13:56 ]

<松本山雅・横浜FC>練習試合でルーズボールを追う松田(左)とカズ

 JFL松本山雅は12日、静岡県沼津市でJ2横浜FCと練習試合(45分×3本)を行った。DF松田直樹(33)は1本目にボランチで先発し、カズこと三浦知良(43)との“元日本代表対決”が実現。直接絡む場面は少なかったが、安定したプレーで相手の攻撃の芽を摘んだ。試合は山雅が3―2で逆転勝ちした。

 2人の元日本代表がピッチで交錯した。

 松田は本来のセンターバックではなく、ボランチでの出場。実戦では今季初めてだったが、「練習でやっているので全く問題なかった」。その言葉どおり、素早い寄せでボールを奪ったり、パスを読み切ってカットするなど奮闘した。カズと直接ボールを競り合う機会こそ少なかったが、ともにルーズボールを追いかけたり、ボールをキープするカズに後ろから体を寄せに行く場面があった。

 松田は1本目でお役御免となり、競演は45分間で終了。普段から「憧れの人」と公言している“キング・カズ”との対戦を終え、「カズさんは最高に格好良かったです。少しでも追いつけるように頑張りたい」とサッカー少年のように目を輝かせた。一方でカズは「松田は経験もあるし頭が良い選手」と称え、「彼の経験をどのようにチームに伝えるかが大事だね」とエールを送った。

 松田が出場した1本目はミスから1点を失ったものの、それ以外はチャンスらしいチャンスを相手に与えなかった。吉沢監督は「彼の力を100%チームに還元できるポジションを見定めて行きたい。対戦相手に応じて変えることもある」と話し、今後はセンターバックとボランチで併用する予定だ。センターバックで先発した須藤主将は「連係のズレや小さいミスはあったが、違和感なくやれた。キャンプで細かいところを修正して行ければいいと思う」と手応えを話した。

 主力中心の1本目、2本目ともに横浜FCと互角に渡り合い、守備の選択肢がさらに広がった山雅。“松田効果”はまだまだ続きそうだ。

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2011年2月13日のニュース