×

長谷川監督「2位って過酷だ」小野「雰囲気にのまれた」

[ 2011年1月1日 18:48 ]

 【天皇杯決勝・清水1-2鹿島】清水はまたも頂点に一歩届かなかった。表彰式の様子を見届けた長谷川監督は「2位って過酷だと、あらためて思った。優勝チームの喜んでいる姿を見ないといけないんだから」。口調の明るさが一層無念の色を濃くした。

 小野が「国立の独特な雰囲気にのまれた」と話した通り、前半は何も持ち味を出せず、先制点を奪われたことで劣勢に回った。後半に小野と藤本を両サイドに動かして起点をつくり、一度は同点としたが、後半32分にFKで失点。「同点からセットプレーか何かで1点勝負」という指揮官の読みは当たっていたが、勝ち越し点を挙げたのは鹿島だった。準決勝で効果的だったサイド攻撃が完全に鳴りを潜め、攻め手を最後まで見いだせなかった。
 この試合を最後に、6季にわたって指揮を執った長谷川監督は退任。生え抜きの伊東や市川らも移籍する。2001年の天皇杯以来となるタイトルで大団円、としたかったが、相手が一枚上手だった。
 長谷川監督は「オリベイラ監督はマルキーニョスら主力がいない中、こういうチームをつくってくるのはすごい。自分はまだまだ」と脱帽した。

続きを表示

2011年1月1日のニュース