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新潟 J2長崎に逆転勝ち 「人為的ミス」で急きょGK吉満が先発も「落ち着いてプレーできた」

[ 2024年6月6日 00:45 ]

ルヴァン杯PO第1戦   新潟2―1長崎 ( 2024年6月5日    デンカS )

<新潟・長崎>急きょ先発出場した新潟・吉満
Photo By スポニチ

 J1新潟は5日、ホームでJ2長崎に2―1で逆転勝ちし、ホーム&アウェーで戦う第1戦に先勝した。前半18分に失点。1点ビハインドで折り返したが、後半24分にFW小見洋太(21)の公式戦2試合連続ゴールで同点に追いついた。同37分にFW長倉幹樹(24)がPKを決めて勝ち越し。急きょ出場したGK吉満大介(31)も奮闘した。第2戦は9日、アウェーで行う。

 常日頃から試合に臨む準備を整えていたことを証明した。今季新加入のGK吉満は、突然の先発起用に最少失点で応えた。移籍後初出場を勝利で飾り、「やっと終わったという感じ、正直。長かったけれど短かった。楽しかったから短く感じた」と表情を緩めた。

 クラブなどによると、この日のGK陣はルヴァン杯の2、3回戦でゴールを守った阿部が先発、吉満がベンチメンバー入りの予定だった。しかしメンバー表提出時にクラブ側が阿部を小島と誤記した。提出後はメンバー変更できないため、この時点で阿部は出場できない。かつ当初先発と発表された小島はアルビレッジで通常の練習を済ませており、試合に出られる状態ではなかった。その結果「人為的なミス」(クラブ関係者)により急きょ、吉満に出番が訪れ、誤記で登録された小島は抹消された。ベンチには控えGKがいない異例の事態となった。

 だが、予想だにしない出来事にも吉満は落ち着いていた。「チームのGKの中ではベテラン。阿部のためにも絶対結果を残したいと思った」。公式戦出場は昨年5月のJ2リーグ以来約1年1カ月ぶり。それでも経験豊富な31歳は元々緊張するタイプではなく、特に気持ちの面では「若手の時にいろいろなベテランの方に教わった術でもあるメンタリティーのところは出せた。落ち着いてプレーできた」。

 前半18分にループシュートを決められはしたが、後半8分のカウンターのピンチはファインセーブで防いだ。クロスには「勇気を持って前に出ることがチームの活力になると頑張った」と果敢に飛び出してはじき、逆転につなげた。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、ゴール裏のサポーターに向かってガッツポーズ。「GKは(移籍して)すぐ出るのは難しい。信頼を得ていくためには勝利が必要最低限。そこにプラスアルファして練習でアピールしたい」。またピッチで勝利の味を味わう。そのためにこれまで同様、いい準備をする。
(西巻 賢介)

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