Ｊ２柏に延長負けも…大久保２カ月ぶり復帰弾！

＜天皇杯３回戦　神戸・柏＞後半３５分、ゴールを決め雄叫びをあげる大久保

　天皇杯３回戦は１１日、Ｊ１勢とＪ２勢の対戦による３回戦の４試合を行い、左ひざ手術からの復帰戦だった神戸の元日本代表ＦＷ大久保嘉人（２８）がゴールを決めた。チームはＪ２柏に１―２で敗れた。４大会ぶりの優勝を狙う浦和はＪ２徳島に２―０で快勝した。３回戦の残り４試合は１３日に行われる。

【試合結果
】

　神戸のＦＷ大久保が復帰戦でいきなりゴールを決めた。後半２６分に途中出場すると、０―１で迎えた後半３５分、ＦＷ茂木のシュートを相手ＧＫがはじいたところを頭で押し込んだ。
　「足は全く問題なかった。きょう出られたことは大きい」。貴重な同点弾も実らず、チームは延長戦で敗れただけに満面の笑みとはいかないが、充実感をにじませた。
　Ｗ杯南アフリカ大会前に痛めていた左ひざを８月２１日に手術。リハビリを経て８月１４日の湘南戦以来約２カ月ぶりにピッチに立ち、いきなり結果を出した。２０分間の予定を大幅に上回る４９分間もプレー。完全復活に向け大きな手応えだ。
　次戦は１７日のリーグ横浜戦。大久保は「中途半端に負けるよりいい。リーグに集中したい」。神戸は現在リーグ１６位と降格危機にある。代表復帰にも期待がかかるが、まずはエースとしてチームを浮上させる。