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李栄杓 アルゼ戦酷評「現代サッカーではない」

[ 2010年10月12日 06:00 ]

会見前、韓国・趙広来監督(右)とザッケローニ監督は笑顔で握手する

 韓国代表MF朴智星(マンチェスターU)が日本戦を欠場することが決まった。10日の練習中に、07年に手術した古傷の右ひざに痛みを発症。11日の公式会見で趙広来監督が「手術した個所なので無理はさせない。アジア杯(来年1月、カタール)もあるので治療に専念させたい」と起用を見送ることを明言した。

 欧州で活躍するエースの欠場は痛手だが、チームの自信は揺らいでいなかった。DF李栄杓は日本が1―0で勝利した8日のアルゼンチン戦を分析し「アルゼンチンの攻守の切り替えが遅かっただけ。日本は長いスルーパスで好機をつくっていたが、あれは現代サッカーではない。韓国はアルゼンチンと同じ失敗はしない」と明言。まるでザッケローニ監督のサッカーが時代遅れと言わんばかりの口ぶりだった。
 韓国は2月14日の東アジア選手権で3―1、5月24日の親善試合で2―0と日本に連勝中。ともにアウェーながら内容でも圧倒している。今回の基本システムは3―4―2―1だが、攻撃の際はセンターバックのDF趙容亨がボランチの位置まで上がる変則的な布陣が特徴だ。エース不在で宿敵・日本を撃破して、アジアの盟主の座を確固たるものにする。

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2010年10月12日のニュース