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本田圭、存在感も無得点…真の顔へ壁越えるか?

[ 2010年10月12日 23:36 ]

 【日本0-0韓国】今回のライバル同士の戦いを宣伝する韓国国内のポスターは、朴智星と本田圭が向かい合う構図だった。W杯での活躍で一躍、日本の顔になったことがうかがえる。韓国の大エースは右ひざの負傷で欠場したが、日本の背番号18はアウェーでも存在感を放った。

 前半27分、松井からのパスを受けると遠めの位置から思い切り左足を振り抜く。ぶれる球がゴール左上を襲ったが、GKの好セーブに阻まれた。「惜しいじゃ意味ない。次は決められるようにしたい」。積極的にゴールを狙っていく姿勢は、またも実らなかった。
 W杯後、日本代表でもクラブでもゴールから遠ざかっている。「それが実力。警戒されても決められるようにならないと」と、苦悩の一端を漏らす。南アフリカで一気にブレーク後、大きな壁に当たっている。新監督の下で再出発した代表でも「悪くはないが、きょうも(ゴールは)ゼロ。まだ満足いく形は見えない」と、もどかしさを隠せない。
 日本の真の顔になれるかどうか。「(今の代表は)若い選手が多いので、僕も含めて成長できるはず」。本田圭が壁を越えれば、さらに強い代表が期待できる。

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2010年10月12日のニュース