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バルサと交渉開始!香川アピール弾で“蹴活”だ

[ 2010年10月12日 06:00 ]

細貝(右)のマークをかわしてパスを出す香川

 【日本代表・韓国戦前日】新エースは、いつにも増して気合が入っていた。前日に続き北朝鮮との軍事境界線に近い練習場で行われた前日練習。ミニゲームで左MFに入った香川は終始、軽快な動きを見せた。アルゼンチン戦の歴史的勝利から3日。「次はまた違った試合になる。気持ちで負けないようにしたい」と切り出した香川は「やっぱり自分は点を取りたい」と日本の最大のライバル相手にザックジャパン初ゴールを誓った。

 W杯南アフリカ大会の壮行試合だった前回の5月24日の韓国戦では、W杯サポートメンバーとしてベンチ入り。だが、ピッチに立つことさえ許されず、チームも0―2と完敗。自らも悔しい思いをした。「圧倒的に負けてますからね、内容でも」。その試合を振り返った香川は、日本サッカー史上初の屈辱となる対韓国戦の3連敗の阻止に向け「僕らはアウェーでも圧倒的な勝利を求められている。そうできるように頑張りたい」とリベンジへの強い思いを口にした。
 7月にC大阪からドルトムントに移籍し、ここまで公式戦12戦6発と活躍。日増しに評価が上がっている香川に、また新たな欧州の名門が獲得に乗り出したことがこの日までに判明した。関係者によると、スペインの名門バルセロナが来年1月の獲得に向け交渉を開始したという。
 「新しい代表で新監督になって、新しい年代で引っ張っていけるようにしたい」と香川。早くもエースとしての自覚をのぞかせた21歳が、自らの得点でザックジャパンを敵地での勝利へと導く。

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2010年10月12日のニュース