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本田?松井?森本?日本代表、生き残る海外組は誰?

[ 2010年3月4日 17:30 ]

 サッカー日本代表は3日のアジア・カップ最終予選でバーレーンに2―0で快勝した。不振に終わった2月の東アジア選手権には不在だった海外組の力があらためて証明された。今回は、彼らにとって5月中旬に予定されるワールドカップ(W杯)メンバー発表前の事実上、最後の試合だった。果たして誰が生き残るのか。

 次戦の4月のセルビア戦は国際試合日でないため、海外組の合流は難しい。スペイン帰りの中村俊(横浜)を除き海外組は4人。MF長谷部(ボルフスブルク)は実績から見て当確と思われるが、難しいのは当落線上の本田(CSKAモスクワ)松井(グルノーブル)森本(カターニア)の評価だ。
 MF本田はバーレーン戦でアピール。トップ下で献身的に動き、ゴールも奪った。得点力に期待していた岡田監督は「ほかの誰がゴールを取るよりうれしい」と喜んだ。中村俊との共存にもめどが立ち、希望は膨らんだ。
 左MFでプレーした松井は先制点をアシスト。独特のボールタッチや高い技術を披露したが、決定機を逃す場面もあった。後半途中出場のFW森本は代表経験が浅く、アピールする時間も少なかった。「自分のことで精いっぱいだった」と振り返った21歳の潜在能力は誰もが認めるが、W杯行きは不透明だ。
 監督やスタッフは今後、各国リーグへの視察を検討中。最後までプレーを見極め、岡田監督が最終決断を下す。

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2010年3月4日のニュース