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アウェーで2失点…稲本は川崎F初陣飾れず

[ 2010年2月23日 18:43 ]

<川崎・城南一和>前半、競り合う川崎F・谷口(左)

 アジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグは23日に開幕し、1次リーグE組の川崎Fはアウェーで昨季Kリーグ準優勝の城南一和(韓国)に0―2で敗れた。

 川崎Fは序盤からFW鄭大世、MF谷口らが積極的にシュートを狙ったがゴールの枠を捉えられず。MF中村のセットプレーも相手の固い守備に跳ね返された。相手有利の判定もあり、もどかしい展開が続く川崎Fは前半34分に失点。自陣左サイドでボールを奪われると、城南FWラドンチッチのスルーパスにMFモリーナがオフサイド気味に抜け出して左足で先制ゴールを決めた。

 後半も立ち上がりから決定機を量産する川崎F。同7分には中村の絶好のパスに合わせて鄭大世がシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。12分にはCKのこぼれ球を拾ったDF森が右足ミドルシュートも、再び城南GKが好セーブ。1点が遠い川崎Fは、逆に同33分に2点目を許してしまう。左サイドからのパスを受けたラドンチッチが左足で強引にダメ押しゴール。川崎FはMF登里、FW矢島らを投入したが、最後まで城南の4バックを崩せず。日本代表MF稲本は攻守に奮闘したが、川崎Fデビュー戦を飾れなかった。

 ▼川崎・高畠勉監督の話 敵地での大事な初戦は厳しい戦いとなったが、最後まで選手は勝ち点を取りにいってくれた。ラストパスやフィニッシュの精度がなかった。

 ▼城南・申台龍監督の話 いい試合で勝てて、何よりうれしい。川崎はビデオでも研究していたが、両サイドがクロスを上げる力があり、全体的にチーム力が高い。

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2010年2月23日のニュース