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平山 強烈左足弾!中沢が岡崎が絶賛の嵐

[ 2010年1月26日 06:00 ]

ミニゲームで強烈な左足シュートを放つ平山相太

 FW平山相太(24)に絶賛の嵐だ。6月のW杯南アフリカ大会へ向け、日本代表が25日に鹿児島・指宿市で、今年初めて主力選手を集めた合宿を開始。6日のアジア杯最終予選イエメン戦に続いて招集された平山は、ミニゲームで豪快なゴールを決めるなど初日から高い評価を受けた。周囲もチームになじませるための全面バックアップを約束。代表生き残りへ“元祖・怪物”の挑戦が始まった。

【日本代表メンバー


 気温9度。南国とは思えない小雨交じりの寒空の中、合宿初日から行われた8対8のミニゲームで、平山が名刺代わりのゴールを決めた。ゴール正面左でボールを受け、そのまま左足を振り抜くと、矢のようなシュートがネットに突き刺さった。

 ミニゲームとはいえ、強烈な一発に代表の主力選手たちも驚きを隠せなかった。同じチームで2トップを組んだ岡崎は「(清水の)ヨンセンみたいに前で当ててくれる人がいるとやりやすい。自分がうまく生きるかな、というのがある」と新しいタイプの大型FW加入を歓迎した。主将の中沢も「あの状況で左足を合わせられる選手はいない。疲れている中で技術とパワーがないとできない。敵なら嫌だけど、味方なら心強い」と絶賛。さらにチーム全体としても「タメができれば日本のサッカーの幅が広がる。そこからスピードを上げていくことができる」と平山のポストプレーから多彩な攻撃が展開できる利点を口にした。

 期待の新戦力が代表に溶け込めるよう、チームメートも全面的に支援していく。岡田監督は練習前に「(W杯初戦の)カメルーン戦まで代表が活動できるのは51日。そのうち21日が今回(東アジア選手権まで)のキャンプだ。積極的にコミュニケーションをとっていこう」と選手たちに話したが、内向的な性格の平山は「友達がいない」と漏らしていたという。ガチガチに緊張する怪物に対し、FC東京の同僚で同部屋の長友は「マイペースで引きこもりがちなんで、外に出します」と“仲介役”を買って出た。

 代表の主力と初めて一緒にプレーした平山は、「雰囲気がこの間のチームとは違う。みんなうまい。この間呼ばれたけど、今回が自分の中では1回目(の代表)という感じです」と初々しい感想を語った。練習中に発生した震度4の地震にも「知らないっす」と気づかないほど集中して汗を流した。「チームのコンセプトにどう合わせていくか。まだ始まったばかり。高さを生かしてプレーしたい」。6月のW杯で岡田ジャパンの武器になるために、平山が自らの価値を証明していく。

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2010年1月26日のニュース