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闘莉王と稲本 海外を封印、勝負の年に

[ 2010年1月26日 19:33 ]

練習で汗を流す闘莉王(中央)と稲本(左)

 【日本代表合宿】海外挑戦の思いを封印し、国内でのプレーを決断したDF闘莉王。約8年半の海外生活に終止符を打ち、日本に戻ったMF稲本。2人は、出場機会がある程度見込めるJリーグでのプレーを選択し、日本代表の合宿に参加している。

 1部(J1)浦和の象徴的な存在でもあった闘莉王は昨季、クラブとの関係がこじれ、J1名古屋に活躍の場を移した。欧州のクラブからのオファーは断った。
 代表では不動のセンターバックとして君臨し、初のW杯出場はほぼ確実だ。「シーズンを通してプレーできる体づくりが大事」と練習中も余裕が漂う。グラウンドでの表情は明るい。
 対照的に、フランス1部リーグ、レンヌからJ1川崎に移籍した稲本は悲壮感にあふれている。レンヌでは出場機会に恵まれず、岡田監督に直接アピールする機会が増えることを日本復帰の理由の一つに挙げていた。
 代表入りに向けては、遠藤(G大阪)長谷部(ウォルフスブルク)に続く立場だと思われる。2大会連続でW杯に出場しながら、今回に関しては「僕はまだ代表に入っているわけではない。危機感を持っている」と話し、W杯メンバーへの生き残りを懸け、貪欲に取り組むつもりだ。

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2010年1月26日のニュース