上海で国歌でモメる南北対決

　サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）アジア３次予選３組は２６日、上海で首位を争う北朝鮮と韓国が対戦する。両チームは２５日、試合会場で冒頭のみを公開して最終調整した。前夜中国入りした韓国の朴智星（マンチェスター・ユナイテッド）も合流し、軽く体を動かした。

　当初は平壌で実施される予定だったが、国旗、国歌の扱いをめぐり両国が対立。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の仲裁で、異例の中立国開催となった。ＦＩＦＡランキングでは韓国が４７位、北朝鮮が１２６位と、実力、実績とも韓国が上回るが、２月の東アジア選手権（中国・重慶）では１―１で引き分けた。
　２６日には中国の昆明で３次予選１組の中国―オーストラリアも行われる。（共同）