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猫ひろし139位も盛り上げた「胸張って帰ります。カンボジアに」

[ 2016年8月22日 01:33 ]

<リオ五輪 男子マラソン>ゴール後も場内を盛り上げる猫ひろし

 リオデジャネイロ五輪マラソン男子は21日に行われ、カンボジア代表として出場したタレントの猫ひろし(本名滝崎邦明、39)は2時間45分55秒で完走140人中139位だった。

 ――完走後の気分は?

 猫 ちょっと冷静になって。42キロ最高でしたね。でも、選手としてはタイムがあまり良くなかったんで。もうちょっと粘りたかったですね。でも、カンボジアの人も、日本の人も、ブラジルの人もみんな応援してくれたので、本当にありがとうって言いたいです。

 ――ゴールしたときはニャーポーズですか?

 猫 そうですね。ニャー。カンボジア語でミャーっていうんですけどね。

 ――リオで最高の“ニャー”をしたいと言っていた

 猫 そうですね。できました。

 ――タイムは45分台

 猫 きつかった。最後は足動かない。

 ――ロンドンは出られず。4年間の思いも含めてレースを振り返って

 猫 最後、ほんとうにきつくて。きついなと思ったんですけど。絶対に歩かないようにしようと思って。そこだけは、きつかったけど頑張りました。最後、1人後ろの選手がいて。押してくれたんですよ。そしたらもうこれ、負けられないなと思って。ちょっと頑張りました。だから、最後、握手しに行きました。

 ――最後、会場で盛り上がった

 猫 ブラジルの人が盛り上がっていたから。ここは乗るしかないなと。元日本人の現カンボジア人の僕の中のブラジル魂がうずきましたね。

 ――カンボジアコールが起こった

 猫 最高ですね。

 ――4年後も出ますか

 猫 とりあえず、おいしい物食べたいです。それで、ちょっとゆっくりして。ゆっくり考えて。でも、チャンスがあるんだったら、もちろんやりますよ。50になっても60になっても。猫だったら3回ぐらい死んでますんで。次の五輪は。本当に分からないんですけど。でも、こうやって応援してくれるカンボジアには感謝しかないんで。何かしら、五輪とかに、カンボジアに関わることはできるんで。もちろん走ることは続けるんですけど、どうやって関わっていくのかは、一生懸命やっていれば見えてくると思うんで。また考えたいと思います。

 ――カンボジア国旗を着けて走る気持ちは

 猫 カンボジアでも放送されてますから。見てる人もいますから。そこで、情けないところは見せられないですよね。絶対、走り抜こうって思いました。あとは走ってて、凄い、観客の人が盛り上げてくれたので、それに応えて、僕もばーってやったんで。こうやって盛り上げられるのは、タイムは遅いですけど、僕しかいないなと思ったんで。だったら、やってやろうと思って。とにかく見ている人を楽しませようと思ってやりました。もちろん一生懸命走ってですけどね。

 ――レースに悔いはないですか

 猫 ないっすね。走り終わったんで。とにかくゴールしたんで。選手としては色々ありますけど。とりあえず、胸張って帰ります。カンボジアに。カンボジアに帰って、日本に来日して仕事します。

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2016年8月22日のニュース