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“リトルブラジル”群馬・大泉町 悲願の五輪金メダルにカーニバル

[ 2016年8月22日 05:30 ]

 リオ五輪男子サッカーで20日(日本時間21日)、ブラジル代表が同競技で初めての金メダルを獲得。人口の約1割をブラジル人が占める群馬県大泉町では、多くの人々が母国へ声援を送った。

 同町の「ブラジルフットサルセンター」には、早朝の試合にもかかわらず、45人が集まって観戦会を実施。優勝が決まった瞬間、跳びはねたり抱き合ったりとお祭り騒ぎとなった。同施設の代表で、会を主催した大城エジバウドさん(51)は「ちょっとしたカーニバルのような感じ。本当にうれしい」と大喜び。

 同町には富士重工やパナソニックなど大手メーカーの工場があり、人手不足解消のために1980年代から外国人労働者を受け入れていた。今でもブラジル人が多く住み、“リトルブラジル”とも呼ばれている。

 ブラジル料理店「ロディオグリル」を営む宮崎マルコアントニオさん(51)は「サッカーで金メダルが獲れたので他の種目の結果は関係ない。最高の五輪になりました」と大興奮。

 4年後には連覇が懸かる五輪が東京で開催される。「絶対に応援に行きます。もちろん日本のことも応援している。決勝がブラジル対日本なら最高ですね」と声を弾ませていた。

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2016年8月22日のニュース