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【第19回】「ああいうふうになりたい」で育つ

[ 2010年2月23日 15:35 ]

メールで送られてきた末っ子の変身。五輪があるたび、こんな子どもが大量発生するのか

 【バンクーバーだより】五輪が開会してから1度も連絡していない自宅から、メールが届いた。末っ子の写真添付ファイル。なにやら南極越冬隊のようでもあるが、どうやらバンクーバー五輪に触発されての所行らしい。パジャマ姿のまま、レレレのおじさんみたいに(つまりカーリングの真似事か?)なっているヤツもあった。

 札幌に触発された子どもたちが長野で活躍したように、五輪は時を超えて、次の世代を刺激し、場合によっては環境を与え、才能を開花させる可能性をはらんでいる。「ああ、かっこいい」とか「面白そう」でいい。大人でも子どもでも「ああいうふうになりたい」なんて思いが、将来のメダリストを育てる。
 でもこれって、五輪出場のスーパーアスリートだけにあてはまるわけじゃなさそうだ。メダリストになれなくたって「ああいうふうになりたい」って大人には、なることができる。「最近の若いヤツは」なんて言う大人に限って「ああいうふうになりたい」って思わせてないんじゃない?そういうえばウチの子どもたち、オレのマネしないなあ…。(首藤 昌史)

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2010年2月23日のニュース