ホーカスポーカス　昇級でも「いい面を見せてほしい」

今年の中央競馬最終日２８日は５鞍に騎乗します。

トミケンルーア（金曜１Ｒ）は中間乗っていないので仕上がりはわかりませんが、前走は砂を被っても問題なかったですし、終いはいい脚を使ってくれましたからね。展開次第だと思います。

ホーカスポーカス（金曜８Ｒ）は凄くいいというわけではありませんが、一息入れて使い詰めだった前走と比べて良くなっています。前走の時計は悪くないですし、昇級初戦になりますが、いい面を見せてほしいですね。

ツクバクロオー（金曜１０Ｒ）は体調は悪くはありませんが、近走成績が一息ですからね。メドの立つ競馬ができればいいのですが…。

ここまで中央で５９勝と近年と比べて多く勝つことができています。いい馬に乗せて頂いたことが大きいと思いますし、関係者の皆さんには感謝しています。最終日はもちろん、来年も今年以上の結果を残せるように頑張りたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

１Ｒトミケンルーア　☆☆☆　前走は展開が向いたとはいえ、直線では見所のある末脚を使い上々の走破時計で２着。ソエで一息入ったが入念に乗り込まれ仕上がりは良好。展開ひとつで上位争いは十分可能。大型馬で叩いた上積み十分のナスノダケ、前走ダートで変わり身を見せたオルクリスト、テンのスピードがあるチャナが上位候補か。

５Ｒジュピターズライト　☆☆　中間に南ウッドで６７秒台の好時計をマークするなど水準以上の動きを披露。ハービンジャー産駒で少し時計のかかる最終日の馬場も合いそうな印象。上位食い込みは十分可能。好馬体のエンシュラウド、入念に乗り込まれているエールディヴァン、最終追い切りで上々の動きを見せたエクスプローシブが上位候補か。

６Ｒソルヴィクトリア　☆　坂路中心に乗り込まれているが、まだ非力な面があるのか調教時計はやや平凡。使いつつ良くなってからか。併せ馬で軽快な動きを見せているトランスアクスル、大型馬もしっかり乗り込まれているマイヨブラン、新馬向きの前向きさがあるデルママドレーヌが上位候補か。

８Ｒホーカスポーカス　☆☆☆　前走はハイペースを好位から楽に抜け出し快勝。勝ち時計１分１１秒７も優秀で、昇級でも上位争いは十分可能。終い堅実なランパク、近２走は不完全燃焼のレッドアネラ、渋太さがあるノボベイビーが強敵か。

１０Ｒツクバクロオー　☆　準オープン昇級後の成績が一息。現状ではもう少しクラス慣れが必要か。好仕上がりで前走の勝ち時計も優秀なタイキフェルヴール、まだ底を見せていないワイルドカード、右回りは安定しているデザートスネークが上位候補か。

◆山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。