【天皇賞・春】テーオーロイヤル 坂路馬なりで万全!菱田初のG1獲りへ「サバイバル決戦になれば…」

[ 2022年4月28日 05:30 ]

菱田を背に坂路で追い切るテーオーロイヤル(撮影・亀井直樹)
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 打倒2強を狙う上がり馬テーオーロイヤルはG1初見参ながらギラギラと牙を研ぎすましている。岡田師が仕上がりに自信を深めたのは1週前の時点。CWコースでラストは11秒1と目を見張るほどの濃い調教を息も乱れずに走破した。そうとあって最終追いは坂路単走で4F54秒7~1F12秒9を馬なりで登坂と、極めてシンプルな内容。例えるに一流校の受験を前にしても不安などみじんもないといった様子だ。

 「先週、追い切った翌日に闘志を内に秘めた落ち着きぶりに凄く成長したと映りました。そこで負荷をかけたので(最終追いは)あまりやらなくていい。時計は遅くならず速くならず。しっかりとできました」

 厩舎開業20年目を迎えた岡田師は、まだG1勝利を成し遂げていないが、4連勝でダイヤモンドSを勝利したテーオーロイヤルに手応えと野望を隠さない。「リラックスして走れるのとスタミナが一番の武器」とPRし、弟子である菱田とのコンビに「一緒に臨めることに今からワクワクしている」と言葉に力を込めた。

 2週続けて追い切りの手綱を取った菱田は「気持ち良く体を使わせてあげてオーバーワークにならないようにした」と好仕上がりを強調。「(師匠には)感謝の気持ちしかないので、結果で恩返しをしたい」と結んだ。自身にとっても初のG1獲りを意識。「サバイバル決戦になれば…」と、長丁場の消耗戦を歓迎するのも無尽蔵のスタミナを知っているからだ。

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2022年4月28日のニュース