【阪神JF】泉谷 ナムラリコリスと燃える初G1挑戦!10代ラストイヤー飾る「皆さんに感謝したい」

[ 2021年12月10日 05:30 ]

ナムラリコリスで阪神JFに挑む泉谷楓真(撮影・亀井 直樹)
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 2年目の泉谷楓真(19=本田)が、阪神ジュベナイルFで待望のG1初騎乗を果たす。コンビを組むのは新馬戦からずっと手綱を取るナムラリコリス。前走の函館2歳Sでは好位から抜け出して快勝し、人馬ともに重賞制覇を飾った。同期ではJRA重賞一番乗りとなったメモリアルVを共に果たした相棒とともに大舞台に立つ。

 初のG1でも19歳の若武者は冷静だ。「今のところ変わった感じもないですが、ゲートの裏に行くと緊張するかも」と笑う。「G1に乗せてもらって、オーナー、厩舎の皆さんに感謝したい。新馬からずっと乗っている馬だし、癖は把握できている。頑張ります」と意気込んだ。5カ月の休養明けも1、2週前追いの併せ馬では先着し、最終追いでも軽快なフットワークで好調ぶりを示した。2週連続で調教に騎乗した鞍上は「折り合いも付いていたし内容としては思った通り。先週は時計を出したが、物見をするぐらい余裕もあった。休み明けという感じもないし、いい状態」と好感触をつかんでいた。新馬戦からの3戦は6F。初マイル挑戦だが「やってみないと分からないが、前走の1200メートルでも忙しい感じはあった。理想は馬の後ろで息を入れる形」と具体的なイメージを膨らませる。

 デビュー1年目は19勝だったが、今年は既に大きく上回る43勝をマーク。「もっと勝てたレースもありました。一つ一つの積み重ねですからね。騎乗機会を頂いた馬で、仮に負けても納得してもらえるレースをしていきたい。先週もイメージ良く乗れていたし、自分ではいい流れだと思います」と闘志を燃やす。18日の誕生日で20歳。飛躍の年となった10代ラストイヤー最後に、ひときわ大きな大輪を咲かせてみせる。 

 ◇泉谷 楓真(いずみや・ふうま)2001年(平13年)12月18日生まれ、山口県出身の19歳。20年3月1日にデビューし、初騎乗の阪神1Rで同着V。JRA通算1115戦62勝(9日現在)。1メートル67、47キロ。血液型B。

 【リコリスはプラス20キロ】JRAは9日、阪神JFの調教後馬体重を発表した。前走から最も間隔が空いているナムラリコリスはプラス20キロ。5カ月の休養には、成長分も含まれているだろう。ウォーターナビレラは使うごとに馬体重を増やし、今回が前走比でプラス4キロ。理想的な推移を見せている。

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2021年12月10日のニュース