【凱旋門賞】ディープボンド 先行できず14着、大久保師「ロンシャンの洗礼受けた」

[ 2021年10月4日 05:30 ]

<凱旋門賞>14着に敗れたディープボンド
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 父子3代の挑戦は大団円とはならなかった。ディープボンドは前哨戦を制した勢いのまま、海外の強豪に果敢に挑んだが勝利をつかむことはできなかった。

 フォワ賞では逃げて99年エルコンドルパサー、12&13年オルフェーヴルに続く日本調教馬3頭目となる歴史的V。しかし、本番では後方11番手。直線に向けて仕掛けたものの、息切れして14着に終わった。

 バルザローナは「行きたがるところがあると聞いていたが…。思うようなポジションが取れなかった」と残念がった。大久保師は「故障したかと思ったが上がり運動を見ても脚も心臓も大丈夫。馬が疲れてしまった」と語った。レース展開について「スタートしてすぐにグリップの利かない走りになった。一番悪いところを通らされたが、あそこを通らざるを得なかった。4角で少し頑張ってくれたが…。ロンシャンの洗礼を受けた感じ」と冷静に分析。今後について「木曜に帰国の途に就き、三木で検疫を受け、大山ヒルズに放牧。次走は馬の体調を見て決めることになる」とした。

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