【セントライト記念】オーソクレース進化 骨折、放牧挟み池内助手「筋肉量増えてきた」

[ 2021年9月15日 05:30 ]

伸びしろも十分のオーソクレース
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 寝る子は育つ。泣く子は育つともいうが、競馬の世界では休む子も育つようだ。「以前よりもシンがしっかりしている」。骨折、放牧を経て4カ月ぶりに美浦トレセンに帰厩したオーソクレースの背中の上で調教担当の池内助手は体の成長を感じていた。「気性はまだ子供ですが、追うたびに筋肉量が増えてきた。小学生が休養を挟んで中学生になった感じ」。皐月賞の直前に右後肢を骨折。ノーザンファーム天栄(福島)で完治を待って調教を再開し、8月19日の美浦帰厩後は順調に追い切りを重ねてきた。帰厩時476キロだった馬体重も先週の計量で482キロ。「体を増やしながら予測以上に体調が上がってきた」と同助手は言う。

 G12勝馬マリアライトの初子。「体幹の強さと勝負根性はお母さんと共通している」。デビュー2連勝の直後、母も管理した久保田師はこう語った。「でも、性格は正反対。お母さんは真面目で繊細、カイバも細いピリピリした気性だった。息子は遊びがあるし、カイバもよく食べる。伸びしろも十分です」とは母の調教もつけた池内助手。前走・ホープフルS(2着)では目の前を走っていたランドオブリバティの逸走に驚いて4角で急ブレーキをかけながら伸び返した。前々走のアイビーSではゲート内で鳴き声を上げ、直線で抜け出してから寝ぼけたようにフワッと気を抜きながら勝った。寝る子、泣く子が育つように休む子もまた育つ。休養で小学生から中学生に成長した実りの3歳秋だ。

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