【小倉2歳S】ブレスレスリー 藤岡親子から伝わる出来の良さ

[ 2021年9月2日 05:30 ]

<小倉2歳S>藤岡康を背に坂路で追い切るブレスレスリー=手前(撮影・亀井 直樹)
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 【東西ドキュメント・栗東=1日】小倉2歳S組は開門直後から坂路で好時計を連発。2頭はラスト1F11秒台を出し、デュガは4F49秒台で駆け上がった。ブレスレスリーの4F52秒6~1F12秒1はライバル勢に比べると見劣るが、開門から30分後の荒れた馬場を考慮すれば上々のタイムだった。

 寺下が藤岡師の元へ向かうと、追い切りに騎乗した藤岡康が戻ってきた。師が「ジョッキーに聞いてみて」と言うので鞍上に直撃。「テンから併せる形だったけど、むきにならず上手に走れていた。動きは初戦より良くなっています。千二も問題ない」と好感触だ。

 その時、寺下は背後に人の気配を感じた。藤岡師がメモ帳を手に、こっそり息子の言葉を聞いていた。その姿を確認したジョッキーは「あとは乗り方だけですね」と父に向けてアピール。その直後、改めて師に取材すると「仕上げはバッチリ。あとは乗り方次第やな」と息子にエール。親子の息ピッタリの掛け合いから出来の良さが伝わってきた。

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2021年9月2日のニュース