【徳山・ルーキーS】村上、ジカ捲りV!当地ヤングダービーへ大きなアドバンテージ

[ 2021年7月8日 05:30 ]

優勝盾を抱いてガッポーズの村上遼
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 ボートレース徳山の「ルーキーシリーズ第10戦」は7日、12Rで優勝戦が行われ、2コースからコンマ10のトップSを放った村上遼(29=長崎)が、ジカ捲りでインの井上を沈めて快勝。先月のウエスタンヤング(宮島)以来となる今年2V(通算7V)を挙げた。2着に木谷賢太、3着に吉田裕平が入った。

 優勝戦はスリットから波乱が起こった。予選トップ→準優1着でポールポジションをつかみ、今年3Vへ盤石の態勢かと思われた井上がコンマ23と、まさかの立ち遅れ。対して村上はトップタイミングのコンマ10。1Mは迷いのない全速ハンドルで井上を叩き先制すると、そのままVゴールへと突き進んだ。レース後は「スタートは10くらいじゃないのかな」と勘通りの仕掛けに満足げ。「申し訳ないけど先に行かせてもらいました」と井上への配慮を忘れることなく、通算7Vの瞬間を振り返った。

 宮島ウエスタンヤングを制し、優先出場権を得た当地開催のプレミアムG1ヤングダービー(9月21~26日)に向けて、今回の徳山初Vが大きなアドバンテージとなったのは間違いなく、自身も「徳山は好きな水面。ヤングダービーまで少し待っててください」と期待を膨らませていた。

 次走は桐生でのルーキーシリーズ第11戦(14~19日)に登場。勢いに乗る村上が、今後も大暴れしてくれるだろう。

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2021年7月8日のニュース