【プロキオンS】初ダートで変わるブラックムーン

[ 2021年7月8日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=7日】プロキオンSに2頭出しの辻野厩舎。菱田は2度、厩舎に足を運んでいる。午前6時に行った時は雨が降っていなかったが、7時すぎの2度目は天気予報通り強い雨が降りだしていた。エース格は言うまでもなく昨年のかしわ記念で交流G1馬となったワイドファラオ。しかし、ドキュメントのネタ的には9歳にして初ダート挑戦のブラックムーンが面白い。

 追い切りはCWコース単走でラストいっぱいに伸ばして6F84秒5~1F12秒3のタイム。西浦厩舎時代(2月に定年・解散)から同馬を担当している橋本助手は「芝では手先の軽い走りが、ダートコースの調教ではかきこむフォームに変わる」と、適性を確信している一人。「それでも捲る戦法ですね」と続けるように、戦歴のハイライトは18年のスポニチ賞京都金杯を武豊騎乗で捲って勝ったレースだ。

 指揮官・辻野師は初ダート起用を「うちに来てからも9歳馬と思えないほど若々しい。前走のジョッキー(江田照)もダートを進言してくれたし、ちょうどいいタイミング」と説明した。ベテラン記者は9歳馬、頑張れ!と感情移入している。

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2021年7月8日のニュース