【川崎・関東オークス】9年ぶりに地方馬の勝利なるか!? ケラススヴィアが南関牝馬3冠に挑む

[ 2021年6月15日 19:00 ]

史上2頭目の南関牝馬3冠を狙うケラススヴィア
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 3歳牝馬の交流GⅡ「第57回関東オークス」(2100メートル、優勝賞金3200万円)は16日、川崎競馬スパーキングナイターのメイン11Rでゲートイン。中央、地方の精鋭が火花を散らす。3歳牝馬のダートグレードは当競走のみだ。1、2着の地方馬には7月の交流GⅢスパーキングレディーC(川崎)優先出走権が付与され、1着の地方馬には交流GⅠジャパンダートダービー(大井)優先出走権も与えられる。

 浦和の桜花賞同様、南関東3歳牝馬のクラシック。2000年から指定交流競走となりJRA所属馬も参戦するようになった。南関勢にとっては後発の大井・東京プリンセス賞(87年創設)を含め牝馬3冠レースとなる。00年以降の地方馬制覇は3頭だけ。06年は船橋チャームアスリープが初の南関牝馬3冠を達成した。

 今年、その偉業に挑戦するのがケラススヴィア(浦和・小久保)だ。昨年は無傷のV4でSⅠ東京2歳優駿牝馬を制した。3歳初戦こそ頭差2着も、桜花賞で後続に3馬身差の快勝。逃げて7馬身差勝ちの前走・東京プリンセス賞は圧巻だった。昨年は南関牝馬2冠アクアリーブルが中央馬レーヌブランシュの2着で〝準3冠〟。今年こそ歴史的シーンが見られるか。

 13年から8連勝中のJRA勢。今年はウェルドーン(栗東・角田)に注目だ。芝の新馬戦12着後は全てダートで【3 2 2 2】。3月の1勝クラスVに続き、前走は左回り中京のリステッド・鳳雛Sで好位から完勝した。前々走で手綱を取るレジェンド武豊とコンビ復活で重賞タイトルを狙う。

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2021年6月15日のニュース