【スプリングS】ヴィクティファルス中山で輝く 池添「力を出せるはず」

[ 2021年3月18日 05:30 ]

坂路で好調さをアピールしたヴィクティファルス
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 【東西ドキュメント・栗東=17日】栗東を拠点にする小林はやはり関西馬に肩入れしてしまう。スプリングSはここ5年で勝ち星こそないものの、2着3回3着1回。4年連続で馬券圏内に絡んでいる。今年の注目はヴィクティファルスだ。

 追い切りは3週連続で池添が騎乗し、今週は坂路でしまいを伸ばす形。序盤はゆったり入り、ラスト2Fは12秒4→12秒3と一気にギアを入れた。鞍上は「いい動きでした。ピッチ走法なので道悪になってもこなしてくれると思いますし、不器用でもないので中山でも力を出せるはずです」と好ムードをにじませる。

 ハーツクライ産駒は今年に入って中山の重賞で輝きを放つ。ヒシイグアスが中山金杯と中山記念V、グラティアスは京成杯を制した。池添学師も鞍上の兄・謙一と同じように「ピッチ走法でコーナリングもスムーズ。中山の急坂にも対応できると思います」と初コースに不安を見せない。週末の天気は下り坂。欧州血統を内包する素質馬がタフな中山で羽ばたく。

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2021年3月18日のニュース